心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

栗原類さんインタビュー|おかしかったら大いに笑ってほしい

今日の朝刊では、モデルの栗原類さんのインタビューが掲載されていました。

栗原さんと言えば、自分に発達障害があるということを公表したことが話題になりましたが、インタビューでは彼が発達障害と診断された経緯や、なぜ発達障害についてテレビで公表する気持ちになったのかまで詳しく語っていました。

栗原類さんのインタビュー

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

栗原類さんが発達障害だと最初に分かったのは、8歳の頃だったそうです。

当時、アメリカに住んでいた栗原さんは、学校の先生から母親に病院で診断を受けるように薦められました。

発達障害は生活の中で様々なこだわりが、とても強い形ででてくるので、集団行動にうまくついていけないことが多いんですよね。栗原さんの場合も、きっとそうしたきっかけで先生に薦められたのかも知れません。

幼少期の栗原類さんのこだわりは、たとえば、学校に出掛けるのは毎日ピッタリ同じ時間じゃないと気に入らなかったり、物の配置が変わっていると落ち着かなくなって、元に戻さないと受け入れられない、といった感じだったそうです。

栗原さんの場合のように、学校の先生が「検査してみたら?」とアドバイスしてくれるというのは、結構ありがたいことですよね。

アメリカというお国柄もあると思いますが、日本なら、そんな軽い感じで言ってくれることなんてまずあり得ない。親が逆上する可能性もあるため、日本の公立学校の教師はすごく慎重ですよ。

母親から発達障害を知らされて

最初、発達障害と診断されても、栗原さんの母親は本人にそのことを伝えませんでした。

でも、診断から数年経った時に映画『ファインディング・ニモ』を一緒に観たことをきっかけに、母親は類さんに伝えたのだそうです。

発達障害と診断された後、母はいつ僕に話すのがいいのか、タイミングを見ていました。そんな時、魚が主人公のアニメ映画「ファインディング・ニモ」を見に行きました。何でもすぐに忘れてしまう魚が出てくるので、「おもしろいね。何でも忘れちゃうんだね」と言ったら、母から「実は類もそうなんだよ」と。発達障害には、長期記憶があまり得意じゃない人もいるらしく、それで初めて自分が発達障害だと知りました。 

栗原類さんに聞く発達障害 「長い目で見る感覚が大事」:朝日新聞デジタル

映画に出てくる「忘れん坊のドリー」を、「おもしろいね」と類さんが言ったのをきっかけに、「あなたも同じなのよ」と伝える。

こういった伝え方は素晴らしいですよね。

人の多様性としてうまく伝えているというか、誰にでも多かれ少なかれ個性的な部分があって、ドリーは大切なことでもすぐに忘れてしまうのが個性、あなたの個性はこういう部分なんだよって。

そういう風に言えるのは、本当に子どものことを思って「どう伝えるべきか」を深く考えているお母さんだからだと思います。

おかしかったら笑って欲しい

栗原類さんの発達障害については10月くらいに本を出版されるみたいなので、そちらもチェックしようと思ってます。

最後に栗原さんが、「自分の滑稽な行動とかがおかしかったら大いに笑って欲しい」と言っていたのが印象に残りました。

栗原さんは喜劇役者を目指していて、だから、自分の行動で周囲が笑ってくれるのはむしろ嬉しいことなのだそうです。

発達障害があると、やっぱり動きとか言葉とかが普通とは違っていて、周囲に戸惑われることもあるのですが、栗原類さんのように「大いに笑って」と言える、そんな伸びやかな心でいられることって、すごく素敵だなぁと感じました。

子どもの頃は集団生活に馴染めず、友達も少なく苦労をされたそうですが、大人になって彼の魅力が花開いたというのはすごく嬉しいことです。

朝日新聞デジタルでは栗原さんのお母さんのインタビューも掲載されていて、発達障害の子どもを持つ親の立場で、参考になることが沢山ありましたよ。

栗原類さんの母親に聞く 子育て「自分信じる力が必要」:朝日新聞デジタル