心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

採用1年目で担任になった新人先生は未熟?学級運営のために保護者が出来ることを考える

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採用1年目で担任を持つ先生が、最近増えているそうです。

以前は、教員になってすぐに学級担任を務めることはあまりなく、教科担任や副担任を数年務めた後に、校長の判断で学級担任をまかされるパターンが普通でした。

でも、ここ数年の間に1年目で担任を持たされる教員は急増していて、実際、私の子ども達もこれまでに2度、採用1年目の新人先生に担任をしてもらった経験があります。

どうして経験のない新人先生が担任に?

1年目で、現場での経験がほとんど無い先生達が学級担任になる理由には、団塊の世代と呼ばれる第一次ベビーブーム世代の退職後、さらに第二次ベビーブーム世代の退職期を迎え、経験を積んだ先生方が次々に現場から離れていることがあります。

確かに、教員にかぎらず、職場の世代交代は年々進んでいますよね。

人は必ず年をとりますし、いくら有能な人でも規定された年齢に達すれば現場を退くしかありませんので、その分を若い世代が引き継がなくてはいけないことは仕方ないのです。

ただ、学級担任というのは極端にいえば大勢の子ども達の命を守る仕事というか、子ども達の将来に何らかの影響を与える大きな存在であるといっても過言ではないと思います。

ですから、資格や免許さえあれば誰でも学級担任になって良いというわけでも無いのではないかと、個人的には感じています。

新人先生に担任をしてもらって感じたこと

うちの子ども達はこれまでに2回、採用1年目の新人先生に担任をしてもらっています。どちらも男性で、1人は大学卒業後に某企業で数年働いた後、教員に採用された先生、もう1人は新卒の先生でした。

保護者へのサービスはしっかり

社会経験でいうと1人目の先生の方が色々な経験を積んでいたので、言葉使いや仕事への向き合い方がしっかりしていたと思います。

もともと営業職をされていたということで、保護者への対応もすごくサービス旺盛というか、スクリーンを使って学級運営の説明をしたり、行事の時に撮影した動画をDVDにして1人ずつ配ってくれたりしていました。

そういった行動で保護者受けは良かったわけですが、子どもへの接し方には少し過剰な部分もあったようです。

怒りだすと何時間も説教を続けたり、腹いせにむちゃくちゃな量の宿題を出してみたりと、大人げない行動が垣間見えることもありました。

男子に対してはあまりに激しく叱ったり、時には手を出すこともあったので、保護者から学校へのクレームもあったそうです。

新卒の先生は学生気分?

もう1人の、新卒の先生はもうほとんど子どもというか、私から見るとその辺の大学生の兄ちゃんという感じの人でした。

いつもキャップをななめにかぶり、ズボンのポケットに手を突っ込んで斜に構えている。休み時間には、スマホに保存した画像を女子に見せて喜ばれている。

私の時代にはちょっと考えられないような感じの担任像で、彼を見かけるたびに「時代は変わったな…」と思ったことを覚えています。

授業内容については、私はあまり見ていないので分からないのですが、クラスが騒いだりすると感情的になってしまうという話は別の保護者の方から聞きました。

子どもに対して「あほ」「ボケ」「死ねや」などの暴言もあり、男子が頭を叩かれたり、足を蹴られたり、机をひっくり返されたりすることもあったそうです。

私は当時PTA役員をしていたのですが、ある日同じクラスの保護者のお母さんから「今から教頭先生に担任のことを言いにいくから一緒に来て欲しい」と言われて、一緒に相談をしに行ったこともあります。

その新卒の担任について、「同じようなクレームは他にも何件か来ています」と、教頭先生は言っていました。

相談後、教頭と担任の話し合いが行なわれたようで、暴言や暴力は無くなったそうですが、結局、その先生は1年で小学校から去って行きました。

経験不足をどう補うか

私はこのお2人の新人先生しか知らないのですが、やはり、経験が浅いと感情を抑えることが難しいのでしょうか。

若くて子どもに対しての免疫があまりないと、子どもの行動や言葉に対して瞬時に怒りが湧いてしまうことも理解はできますよね。

小学生って、集団になると本当にむちゃくちゃ大変ですから。

ただでさえ1人1人の個性が強く、思春期にさしかかる手前で精神面も複雑なわけで、数時間かかわるだけでもきっとクタクタに疲れてしまうのではないでしょうか。

そんな面倒くさい人達に集団行動をさせて、勉強をさせて、給食を食べさせて、問題を起こさないように見張って、何かあればすぐに対応しなくてはいけない。

考えただけでもしんどいですよね…。

ある程度経験を積めば、子どもはどうすれば言うことを聞くのかというコツみたいなものが分かってくるのですが、そこに至るまではイライラが抑えきれずに感情的になってしまう気持ちはすごく分かります。

なので、そういう面で保護者がサポートできることもあるのでは無いかな、と思うのです。

保護者ができる担任のサポート

若くて子育て経験のない先生でも、感情的にならずに子ども達と接してもらうためには、子ども達が先生を尊敬して自発的に言うことを聞くように仕向けることが大切かと思います。

そのために、まずは保護者が先生を尊敬しなくてはいけません。

そして、子ども達に「先生も人間だから出来ないことも沢山あるけれど、あなた達のために頑張ってくれているんだよ」と、日頃から言って聞かせることが効果的なのではないでしょうか。

子どもの前で「あの担任は困っちゃうよね〜」なんて、ママ友と話したりしている人を見かけることがあるのですが、親が悪口を言っている相手を子どもが尊敬するわけないですよね。

親が誰かを見下すと、子どもも同じように見下すようになります。

なので、ついつい言いたくなる気持ちは分かるのですが、子どもの前で先生を悪く言わないように、ダメなところより良い部分を褒めてみるようにしてみて下さい。

先生は保護者の反応を1番に考えている

私は長女が障害があるということもあって、学校の先生方と話をする機会がすごく多いのですが、先生達は、私たちが思っている以上に保護者の反応を気にしています。

何につけても、保護者がどう思うか、クレームは出ないか、満足してもらえるか、などを意識して学校という組織を運営しているのです。

こうした保護者ありきの学校運営が正しいかどうかは別として、常に保護者を意識せざるを得ない先生方にとって、保護者が「味方」になってあげることができれば、学級の雰囲気も和やかになるのではないかなと思います。

新人の先生が未熟なのは当たり前なので、それを保護者側が寛容に受け止めることで、先生のプレッシャーを無くして感情的になることを防げるのではないでしょうか。