心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

「24時間テレビ」に感じる違和感|障害者は感動を呼ばなきゃダメなの?

毎年、8月の終わりに生放送されている「24時間テレビ」では、さまざまな障害や病気を持つ人がたくさん出て来ますよね。

私は子どもの頃「24時間テレビ」がすごく苦手だったので、意識して、見ないようにしていたこともありました。

なぜ苦手だったのかというと、見ていてすごく苦しくなっていたからです。

共感か同情か

子どもの頃の私にとって、障害や病気が降りかかってしまった人達の大変な生活や、家族の悲しみを、テレビを通して知ることは、すごく重いことでした。

だからたぶん大人になるまで、「24時間テレビ」をきちんと見たことは一度もありません。

でも、なぜか長女は「24時間テレビ」が大好きで、毎年楽しみにして見ているようです。なので、仕方なく私も一緒に見るのですが、30分に1回くらい泣いてしまうので困ります。

お母さんが子どもを残して亡くなってしまうようなお話だと、可哀想で可哀想で涙腺が崩壊します。

(もともと涙もろい私ですが、最近は年のせいかひどくなっていまして、先日「ファインディング・ドリー」を観に行った時まで泣いてしまったので自分でもびっくりしました。)

「24時間テレビ」への違和感

「24時間テレビ」がお涙頂戴の企画ばかりとは思いませんし、障害や病気で困難な生活を送っている人の支援のためには、なくてはならない番組であることも事実だと思うのです。

ただ、やはり少し違和感を感じてしまうのは、障害者が無理をして頑張って、それを健常者が見て感動をして支援の輪が広がるという演出です。

もちろん、あれほど大型の番組ですからストーリー性のある演出は絶対に必要だと思うのですが、でも、普段の生活からして困難を強いられている障害者に、更に大変なことをさせて同情をかう必要があるのかな、と思ってしまいます。

障害者の大変さを本当に伝えたいなら、日常の何気ない生活をドキュメントで追った方が、よっぽど視聴者に伝わるものがあるのではないでしょうか。

同じ障害を持つ人の中でも、できることとできないことは本当に様々なので、「障害があってもできること」ばかりにスポットを当てて「すごいすごい」と誉め立てるのではなく、「できないこと」「無理なこと」に対しての理解を世間に深めていくことも大切なのではないかと感じるのです。

良い面もたくさんある

「24時間テレビ」に対しては色んな意見がありますし、私自身も色々思う所はあるのですが、ただ、基本的にはすごく素晴らしい番組だと思っています。

でも、やはり先日の障害者施設の死傷事件などに絡んだネット上の反応などを見ると、障害者に対しての誤解と言うか、そういうものが確かにあるのではないかと感じます。

ちょっとここで(いきなりですが…)最近すごく共感したツイートがあるのでご紹介しますね。

これ読んで「そうそうそう!」と頷いてしまったのですが、本当にそうですよね。

生きる価値があるとか無いとか、そんなことを考える自体が優生思想であって、すごく危険を孕んでいるんです。

なので、こうした偏った考えを持つ人が増えているということも踏まえて、「24時間テレビ」では、あらためて命の大切さを考え直せるような番組作りをしてほしいと願っています。

「障害者はこんなに頑張っています」みたいな、そういう演出だけはしないでいてもらいたいですね。