心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

犯罪を起こした有名人は『発達障害』?子どもを犯罪者にしないために親ができるたった1つのこと

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強姦致傷の疑いで逮捕されていた高畑裕太さんが起訴されることなく釈放されたことを受け、記事の内容について一部修正を加えています。

 

先日、俳優の高畑裕太さんが逮捕されて大騒ぎになりました。強姦致傷の疑いだそうです。

事件の背景については、やはり被害者のプライバシーの問題もあり詳しく明かせない部分がたくさんあるのかな、と思います。

なので、全貌が分からない事件に対してあれこれ語るつもりはありません。

ただ、逮捕後の報道を見ていて最近気になったのが、高畑裕太さんが実は発達障害だったのではないか?という説が一人歩きしていることです。

高畑裕太さんは発達障害だった?

もともと裕太さんは言動が大胆というか、常識にとらわれない性格だったようで、そうした行動をテレビで観ていた視聴者の中には、「彼は発達障害なのではないか」と疑う声が上がっていたのだそうです。

これは、何も高畑裕太さんが事件を起こして逮捕されたから言われるようになったのではなく、以前から、ネットを中心に「高畑裕太さん発達障害説」は出ていたのです。

確かに、私も発達障害児の母という立場で、やっぱりそういう面には敏感になっていることもあり、以前テレビで裕太さんを見かけた時には、「ちょっと変わった人だな」「もしかしたら発達障害の傾向があるのかな?」とは感じていました。

でもこれは別に彼にかぎらず、芸能人ってそういう傾向がある人がすごく多いので、話し方や身体の動き、手足の使い方を見て、「この人はきっとそうだろうな」と感じる機会は多々あります。

「普通ではない何か」を求められるのが芸能人・有名人ですし、並外れた能力や才能があるからこそ、人から憧れられる存在になれるわけです。

ですから、今テレビなどで活躍している人が発達障害であろうがなかろうが、別に驚くべきことでもないし、「だからどうした?」と思うのが正直な気持ちです。

発達障害と事件を結びつけないで

彼が事件を起こし逮捕され、「そういえばあいつ前からおかしかったよな…」という声が高まり、そこから発展して「発達障害じゃないの?」と疑われ、発達障害だから事件を起こしたという、間違った認識に繋がることはすごく残念なことです。

発達障害は脳の機能障害が原因となって強いこだわりが生まれ、そのせいで、生活の中にさまざまな困り感ができてしまいます。

自分のルールをきちんと守り通せないとすごくつらくなってパニックを起こしてしまうけれど、ルールが遵守できているかぎりは穏やかな気分でいられるので、自分から積極的に問題を起こすことは少ないです。

今回の事件で言えば、報道されている内容(自分からアクションを起こして事件を起こした)が正しいとすれば、そこに発達障害の影響は全くないと思います。

子どもを犯罪者にしないためには

この事件では、親の責任がどうとか、甘やかしすぎが原因とか、そのように議論されているようですが、そういう意見を言う人は、子育て」の本質的な部分が理解できていないのではないかと感じるのです。

高畑裕太さんが本当に事件を起こしたかどうかは分からないので、彼のことはとりあえず置いておいたとしても、性犯罪事件を起こす人って一定の割合で絶対にいるんですよ。どうやったって産まれてくるんです。

大切に育てても放ったらかして育てても、そういう宿命を持って産まれる子どもは絶対にいます

ですから、もしもそうした「可能性のある子ども」が産まれたら、事件を防ぐために、周囲が気をつけて見張っておくしか方法はありません。

育て方とか遺伝子とか関係なく、そういう子どもは確率で産まれてくるのです。

乱暴な言い方かもしれませんが、これは、難病とか先天性の障害と同じことだと考えて良いと思います。

繊細なサポートと深い理解が必要

「あ、この子は何か起こすかもしれないな」と我が子に対して感じたら、それはもう仕方ないと割り切って、親が全てを犠牲にして子どもに人生を捧げるべきなのです。

親が本気で子どもに寄り添えば、たとえそうした資質のある子どもでも、問題を起こさずに成長することができますし、反対に、「この子は危なっかしい」と感じながらもサポートを怠って育てれば、いずれ何かしらの問題や犯罪を起こしてしまう可能性は少なくないと思います。

子育てのために自分の人生を犠牲にするなんて…と、考える人もたくさんいると思いますが、我が子の未来のために精一杯の努力を重ねることが親の責任であり義務なのです。

1人の子どもに対して、親や周囲の大人が「この子に明るい未来を作ってあげたい」と、本気で、覚悟を持って願っていれば、子どもはまっすぐ正しい方向へ進んでいってくれるのではないでしょうか。

親の責任は死ぬまで続くもの

高畑裕太さんの逮捕を受けて、母親で女優の高畑淳子さんが謝罪会見を開かれました。憔悴しきった彼女の言葉、そして瞳には、「これから何があっても息子を命がけで守ろう」という強い意志がはっきりと感じられました。

こんな事件を起こしたのに、息子を守ろうとするのがおかしいのではないかという意見もありますが、私は違うと思います。

我が子を守ることが、すなわち我が子に犯罪を起こさせないことであり、犯罪に遭わせないことでもあるのです。

場合によっては、高畑淳子さんが今後裕太さんのサポートのために表舞台で活躍する機会が少なくなるかも知れませんが、外野はあれこれ詮索せず、母親の愛情を信じて静かに見守ってあげて欲しいと願っています。