心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

発達障害児の修学旅行|不安を軽減して楽しい思い出を作ってあげたい

f:id:muhuhu:20160905145357j:plain

今年の春、6年生になった長女の最初の学校イベントが修学旅行でした。

小学校の修学旅行といえば、これまでの自然学校や林間学舎とはひと味違う、仲良しのお友達と一緒に楽しい旅行をして思い出作りができる最高のイベントです。

私も、自分の小学校生活を振り返れば、まず最初に思い浮かぶのが修学旅行ですし、その時見た風景や友だちとの会話などは、今でもふとした時に思い出したりします。

なので、長女にも修学旅行で楽しい思い出を作って欲しいという想いは強かったものの、本人は当日まで「行きたくない、行きたくない」と、繰り返し訴えていたのでした。

入浴が無理、宿泊も無理

同じ発達障害でも、宿泊をともなう校外学習には無理なく参加できる子どもと、どうしても参加できない子どもがいます。

長女の場合は後者で、私の付き添いが無いと入浴ができないのと、睡眠障害があるため、環境が整っていないと眠ることができません。

睡眠の環境を整えるためには、まず私の存在が長女にとっては不可欠らしく、今のところ、私や夫の実家でさえ私がいないと泊まれない状況です。

次女の出産のための入院でさえ、私がいないと長女が一睡もしないというので、出産の翌々日に「身内に不幸があった」と医師に嘘をついて退院をさせてもらいました。

そうした事情があるので、これまでの校外学習も私が現地に送迎をしながら、短時間だけ参加させてもらっていたのです。

でも、修学旅行は場所が遠いので、送迎できるかどうか…と少し不安になっていました。

修学旅行の送迎

6年生になってすぐに、担任から「修学旅行はどうされますか?」とたずねられました。

「宿泊は無理だと思います…」

「うん。そうですよね」

「1日目だけ参加させてもらうことって出来ますか?」

「はい、大丈夫ですよ。僕が引率するので、1日目一緒に行って、電車で一緒に学校まで連れて返って来れると思います」

「ああ、そうなんですか、良かった!」

先生が一緒に行って連れて帰ってきてくれるなら、私がわざわざ迎えに行かなくても良いので、担任の言葉を聞いてすごく安心しました。

「助かります!ありがとうございます!」

「いえいえ」

にこにこ笑う担任。

しかし、私は忘れていたのです。この人が口先だけの調子の良い男の人だということを。

いよいよ修学旅行が近付いてきて、準備を進めていた頃、担任から「お迎えはどうしますか?」と訊かれました。

「え?」

戸惑う私。

あれ?先生が送ってきてくれるんじゃなかったの??と思いつつ、ああ、やっぱりあれも嘘だったか…、と、ようやく気付きました。

この先生…本当に記憶喪失なのかと思うくらい、ころころ言うことが変わるのでビックリするんですよね。悪気はないと思うのですが。

先日の中学校の面談でも同じようなことがありましたが、この人の「大丈夫ですよ」ほど大丈夫じゃないことはありません。

www.nejinikki.com

 

ということで、修学旅行は1日目の途中まで参加することになり、私が現地まで迎えに行くことになりました。

自宅から電車と特急を乗り継いで3時間半、車なら2時間半の距離。どうせなら観光を楽しもうかしらと思いつつ、結局、バタバタしてそんな余裕もありませんでした。

不安を取り除くために

知らない場所、慣れない環境には大きな不安を感じてしまう長女なので、修学旅行の当日までに現地の情報をインターネットやパンフレットなどで一緒に調べました。

画像を見ながら、「ここに行くんだよ」「このお寺を見学するよ」などと説明して行くと、長女の気持ちも少しだけ和らいだようでした。

万が一、みんなとはぐれて迷子になってしまった時のために、私の携帯番号や学校の連絡先を書いたメモをリュックサックの中と長女のズボンのポケットの2カ所に入れておいて、「何かあったらお店屋さんに入って相談しなさい」と言い聞かせました。

現地までは学校で集合してバスに乗って行くことになっていたので、バスで時間をつぶすためのお絵かき帳や小説を持って行きました。

また、おやつも少し持って行きましたが、緊張のため何も手を付けれなかったようです。

なんとか無事に終了しました

当日の朝も不安は大きかったみたいですが、なんとか覚悟を決めて出掛けて行った長女。道中はケガも無く、担任の引率にくわえて、保健の先生や交流学級の担任の助けもかりて無事に帰ってくることが出来ました。

お迎えも、私がちょっと早く着きすぎたけれど、問題なく引き渡してもらえました。

遠くから歩いてくる小学生の列の1番最後に、長女の真っ白な顔(ものすごく色白なので)が見えた時にはほっと安心しました。暑かったのでかなり疲れていましたが、それなりに楽しめたのかなと思いました。

お小遣いで、私たち家族と、特別支援学級のみんなへ、1つずつお土産を買っていて、担任から「一生懸命選んでいましたよ」と言われました。

1人でのお買い物には慣れていないはずなのに、1つずつ頑張ってお土産を選んで買ったのだと思うと、その優しさと頑張りに胸がじーんとなったのでした。

よく頑張りました

結局、小学校では宿泊活動は1度もできなかったけれど、長女にとっては精一杯頑張ってくれたと思います。

長女がいつか大人になって、「そういえば修学旅行楽しかったなぁ」って、思い出してくれたら良いなぁ…。