心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

ひさしぶりの号泣|秋の音楽会と心の中のもうひとりの自分

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昨日は長女が久しぶりに号泣しました。

号泣する時の常で、真っ青な顔をして、まぶたから額にかけてはまだらに赤くなって、とめどなく涙をこぼして延々泣き崩れました。

号泣の理由

長女が号泣したきっかけは、秋の音楽会に向けてのリコーダーの練習。

子ども達の通う学校では、音楽会で演奏する楽器を選ぶためには、リコーダーのテストに合格しなければいけません。

テストで合格できなかった子どもは、強制的にリコーダーしかやらせてもらえないのです。

音楽会の合奏といえば大太鼓や木琴鉄琴、アコーディオンなど、普段はなかなか触れない楽器を演奏できるのが嬉しいわけですが、それらを担当できるのは、リコーダーが上手にできた子どものみで、逆に、リコーダーが苦手な子どもほどリコーダーしかさせてもらえないという皮肉な結果になっています。

長女は希望の楽器があるわけではないのですが、とにかくリコーダーが苦手というか、鍵盤ハーモニカでもそうですが、吹き口をくわえることにまず抵抗があるのです。

そして、自分で息を吹きながら指を使って演奏をする、2つのことを同時にやらなくてはいけないことも、長女にとってはハードルが高いようです。

長女自身は4才からピアノを弾いているので、鍵盤系なら何でもできるのですが、まずは、楽器を希望するためにリコーダーを上手にならないといけません。

ということで、昨日は学校から帰ってから一緒にリコーダーの練習をしたのです。

テストは一番難易度の高い8小節だけを聞かれるということで、そこだけを繰り返し練習しました。

まず、シの♭やファなど、指の押さえ方を知らなかった長女に押さえ方を教え、課題の曲をyoutubeで流して、メロディの流れをつかんでから実際に吹いてみます。

何度も途中で行き詰まっては、最初に戻るのを繰り返し。

本当は、1回詰まってしまっても、そのままやり通した方が良いのですが、長女はそれが絶対にできないのでいちいち最初に戻ります。

繰り返し練習すると成功する回数も増えて、徐々に完璧に吹けるようになりました。

上手に3回通せるようになったところで「じゃあ終わろうか」と声をかけましたが、これまで全く吹けなかったリコーダーが初めて上手に吹けて、よほど嬉しかったのか、長女は「あたし上手?」と聞いてから、もう1度演奏しようとしました。

でも、次からは何度やってもうまくいきません。

こういうのって、集中力も大切な要素なので、「やりすぎると上手くできなくなる」ってことがあるんですよね。

だから早目に切り上げたかったのですが、最後にもう1度上手に吹いておきたいという長女の気持ちが空回りしてしまって、結局それからは上手に吹けなくなってしまったのです。

それで、冒頭の号泣です

もうできないよぉ、あたしは何でも失敗しちゃうんだよぉ、きっとテストでみんなに笑われるよぉ、さっきはできたのに、もう忘れちゃったんだよぉ…

もともと自己肯定感の低い子どもなので、自分の「できない部分」に触れることで、すごく過剰に落ち込んでしまう所がある長女。

なので、こういった行事ごとの練習が続くと、こんな風に激しく泣くことも多くなるのですが、親としてはやっぱりしんどい瞬間ではあります。

敵は心の中にいる

「できなくても頑張るんだよ」

「できないから、頑張るんだよ」

そう、長女に言い聞かせます。

目標に向けて頑張ることは絶対に大切なことだし、できなくて悲しくなるのは当たり前のこと。

だから、そんなことで悲観的になって欲しくないのです。

「◯◯はリコーダーがへたくそなんじゃなくて、自分で『できない』って決めちゃってるから、◯◯はリコーダーが上手になれないんだよ」

「逃げないで、『頑張る』って決めなさい」

「ママがいつでも絶対にそばにいてあげるから、どんな時も味方でいるから、ママの心の強さを◯◯に全部あげるから、一緒に頑張ってみよう」

長女の背中をさすりながら、繰り返し言葉をかけました。長女はタオルで顔をごしごし拭いて、リコーダーの練習を続けました。

最後にまた3回成功した所で「ここで終わりなさい」と言うと、長女はおとなしくリコーダーを片付けました。

「ママはあたしのこと嫌いにならない?」

「もちろん。◯◯がどんなに悪いことをしても、ひどく叱るけど嫌いになることは絶対にないよ。ひどく叱るけどね」

「えへへ」

パンパンに腫れたまぶたとむくんだ顔で、恥ずかしそうに笑顔を作りました。

テストは個別に

今朝は、長女と一緒に教室まで行って、担任にリコーダーのテストを個別で受けられるように頼んできました。

普通は授業中に順番に行ないますが、今の長女には無理だと思ったからです。

担任は「もちろん大丈夫ですよ」と、快く応じてくれました。

長女が無事にリコーダーのテストを合格して、リコーダー以外の楽器を選べれば良いのですが、さてどうなることやら。