心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

発達障害の療育手帳|申請から交付の流れと優遇制度まとめ

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長女の療育手帳の申請から約2カ月たち、ようやく交付を受けることができました。

申請するまでは「あってもなくても変わらないのではないか…」と感じることも多かったのですが、「中学校に入るまえに受け取れて良かった」という気持ちもあります。

これからお子さんの療育手帳を申請される方もいると思いますので、今回は長女の療育手帳の申請から交付までの私の体験談と、交付の時に説明を受けた優遇制度をまとめておこうと思います。

療育手帳を申請した理由

私が「長女の療育手帳を交付してもらおう」と思ったきっかけは、今年の1学期の個人懇談会で特別支援学級の担任からすすめられたことでした。

「以前は療育手帳の認定が厳しかったのですが、制度があらためられたので、手帳を申請してみてはどうですか?」

担任は、その数日前に行なわれた特別支援学級の担任の勉強会で、教育委員会から「療育手帳を持っていない子供の保護者に伝えるように」と言われたのだそうです。

どうして学校側が療育手帳をすすめてくるのかよく分かりませんでしたが、「特別支援教育では児童それぞれの障害の特性などを共有する機会が多くあり、これから進学をする上で交付を受けておいた方が良い」という説明でした。

申請から交付までのスケジュール

担任に療育手帳の取得をすすめられてから、実際に交付を受けるまでを時系列にして下記にまとめました。

これはあくまでも私の長女のケースなので、地域や障害の種類によって、多少の差はあると思います。なので、下記のスケジュールは「目安」として考えてくださいね。

申請書類を郵送

小学校の個人懇談のあと、7月の中旬に療育手帳の申請書を市役所の障害福祉課へ郵送しました。

療育手帳の申請は郵送でも持ち込みでも受け付けてもらえるので、私の場合はインターネットで申請書をダウンロードして、必要事項を書き込んでから指定の住所に送付した感じです。

児童相談所から電話がかかってきた

申請書の送付から2週間くらいして、児童相談所から自宅に電話がありました。

療育手帳の申請理由や、現在の生活の様子、病院で診断を受けているか、などをたずねられました。

いくつか質問に答えた後、「児童相談所で発達検査を行なうので来所してください」と言われました。

検査日は月に何度か決まっていて、予約が取れるのは3週間先になるとのこと。

平日の午前中でしたが、夏休み中だったので学校を休ませずに連れて行くことができました。

児童相談所での発達検査

決められた日にちに児童相談所へ行き、長女の『新版K式発達検査』を受けました。長女の検査中、私は職員さんからの聞き取りに答えました。

この時の検査の様子はこちらの記事に詳しく書きました。

www.nejinikki.com

検査が終わった後に検査結果や療育手帳の種類などの話を聞き、次回の医師の診断の予約をしてから帰りました。

医師の診断日はさらにまた1カ月先です。

児童相談所で医師の診断

医師の診断は特に診察のようなものはなくて、前回に行なった発達検査の説明を医師が行なってくれました。

生活の中で困っていることや、不登校の相談なども丁寧に答えてくれました。

医師から言われた、「成長に伴って、本人のコミュニケーション能力も上がってきますが、周囲もまた同じように成長しているので、結局、追いかけっこの状態になるんですよ」という言葉が妙に耳に残りました。

「成長すればするほど、身につけなくてはいけないスキルも増えていきますから、同年代の子供に馴染ませるのはなかなか難しいかも知れません」

「とりあえず、本人はすごく不安なので、その気持ちを理解してあげることが大切です」

医師の診断の後に、職員の方に発達指数を教えてもらいました。

本当は個別に発達指数を伝えることはないのだそうですが、長女の場合は進学の件で教育委員会から「最新の発達指数を聞いてきてください」と頼まれていたので、そのことを伝えると教えてもらえました。

この時のことは下記の記事に書いています。

www.nejinikki.com

療育手帳の交付

児童相談所で医師の診断を受けてから2週間後、市の障害福祉課から「療育手帳を取りにきてください」という手紙が届きました。必要なものは、その手紙と印鑑だけでした。

数日後、市役所に行って交付を受けました。障害の程度は児童相談所で言われていた通り「B2」で、手帳の表面には「療育手帳」ではなく「障害者手帳」と書いてありました。

交付を受けた窓口で、療育手帳を持っている場合に受けられる優遇制度の説明をうけました。

療育手帳の優遇制度(2級)

障害児の優遇制度はさまざまなものがありますが、長女の場合は軽度のB2なので、2級(中度障害)で受けられる優遇制度ということになります。

「生活にほとんど支障のない発達障害児」が受けられる優遇制度なので、B1以上の障害児とは別のものになります。

長女の療育手帳で受けられる制度

  1. 障害基礎年金(病気・けが)
  2. 住宅改造費助成(身体状況に応じて)
  3. 所得税・住民税における所得控除
  4. マル優制度(預貯金・公債それぞれ350万円まで非課税)
  5. JR運賃の割引(100km超の場合、本人のみ半額)
  6. 航空旅客運賃の割引(本人のみ割引制度あり)
  7. タクシー運賃割引(タクシー会社による)
  8. バス運賃割引(本人のみ半額)
  9. ハローワークの就職相談

この9つは、障害の程度が2級の人が全員受けられる制度です。

これ以外に都道府県が独自に実施している優遇制度もあるようです。(お住まいの都道府県により実施していない場合もあります)

療育手帳を受け取ってみて

私は小学校の担任に言われるままに療育手帳の申請をしたので、こうした優遇制度があることは市役所に行って初めて知りました。

今のところ、この制度を利用するかどうかは分かりませんが、いずれにしても有り難い制度だなぁと思っています。

長女の療育手帳を受け取ってみた感想は、「この手帳が少しでも長女の人生を豊かにしてくれれば良いな」ということです。

障害児の優遇制度があるのは、「障害児の生活環境を豊かにすること」が目的なのだそうです。

それなら、そうした制度を利用してお金を浮かせることができたなら、それを長女の将来のために貯金しておいてあげれば良いですよね。

きっと、社会に出てからも大変なことは沢山あると思うので、「少しでも蓄えを作っておいてあげる」というのも、親の勤めではあるのかなぁと感じました。