心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

「もういじめられたくない!」いじめられた子が自分の力でいじめを回避する方法があるのか考える

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学校でのいじめが原因で、自ら命を絶ってしまう少年少女があとをたちません。

いじめが原因で「死にたい」と考えるようになるまでには、実際に行なわれている「いじめの行為」が本人にとって本当につらいものでしょうし、そのほかにも、担任や学校側の不理解や、友達の裏切り、それに、もしかしたら親の言動なども「きっかけ」になり得るのかも知れません。

本人には何も落ち度が無いにもかかわらず、いじめによって自尊心を大きく傷付けられ、死を選んでしまうというのはあまりにも悲しいです。私たち大人は手をこまねいている場合じゃなくて、絶対に阻止しなければいけないと思うのです。

それで、「どうやったらいじめが無くなるのか」と、私は常々考えているのですが、ふと考えてみれば、自分自身もいじめられた経験があったことに気付きました。

でもその「いじめ行為」は、比較的軽いものだったというか、軽い段階で自分自身でいじめをやめさせたんです。

そういった自分の経験が、今いじめで悩んでいる子ども達に少しでも役に立てば良いなと思い、今回は記事にしてみることにしました。

転校がきっかけでいじめられた

私の生まれ育った家庭は超がつくほどの複雑な家庭だったので、小中合わせて7回転校させられました。

転校の原因はたぶん夜逃げとか、そんな感じだと思うのですが、とにかくろくでもない毎日でした。

転校して、やっと慣れて、少しずつ友達ができて喜んでいたら、夜中に突然「今から荷物準備しなさい」とか言われる。その繰り返し。子供の頃の転校に関しては親に恨みしかないです。

まぁ、そんなことはさておき、あちこちに転校を繰り返す中で、雰囲気のいい和やかな学校もあれば、いじめが頻繁に行なわれているぴりついた学校もありました。

私の個人的な印象としては、和やかな学校は先生方が良い意味で強くて、何でもはっきり言ってくれるから生徒も先生を尊敬している感じでした。

逆にいじめが多い学校は、先生が生徒に媚びているんです。なんかやたらに優しいけど、それが本当の優しさじゃないってことはバレてるから思いっきり舐められてるみたいな。

本当にひどい学校だと、ヤンキーの男子生徒が女性の先生に平手でビンタしたり、教室の中で1人の女の子を集団で蹴り回してたり、転校してすぐに「こいつら狂ってるな」って思いました。

そういう色々な学校に転校していく中で、私自身もいじめられることがあったのです。

学期の途中でいきなり夜逃げして転校してくるわけですから、まあ目立ちますし、いじめの対象になっても不思議ではないのかも知れませんが…(それでもいじめは絶対にダメです)

いじめの内容と解決した方法

私がどんな風にいじめを受けたかというと、まず1つは悪口です。「汚い」とか「ばい菌」とか、そういうよくある汚れワードをすれ違いざまに言われました。

その時は休み時間の教室移動だったと思うのですが、まだ転校したてで友達もいなくて、1人で教室を移動していたら、階段の踊り場で男の子に「おまえはばい菌じゃ!」みたいなことを言われました。

私は無表情で「ふーん」「そうなの?」って感じでその場を通り過ぎて、心の中では「どうやって懲らしめてやろうか」と考えていました。

そして、その日の6時間目のあとの終わりの会で、先生に向けて手を挙げました。先生は『?』って感じで、「どうしました?」と、私をあてました。

「今日の休み時間、◯◯君が私に向かって、おまえはばい菌じゃと言ってきました。これはどういう意味ですか?」とたずねました。

先生は驚いた顔で◯◯くんを立たせ、本当にそんなことを言ったのか、なぜ言ったのかと、矢継ぎ早に聞きました。

突然クラス中の視線の的となった◯◯君はもじもじして、何も言えませんでした。

そして、◯◯君はクラス全員の前で真っ赤な顔をして私に謝りました。

 

別の学校では転校初日に掃除道具入れに閉じ込められました。

私は、掃除道具入れに小さな小窓のようなものがついていて、窒息しないことを確かめると、早く先生が来ないかとワクワクしながら待っていました。

単純に、自分のクラスでいじめが起きていると知った時に担任がどんなリアクションをするのかが楽しみだったのです。ドッキリを仕掛けているみたいな楽しさが心のどこかにありました。

たぶん、私はものすごく変わった子供だったのだと思います。

その学校はいじめが横行する学校だったようで、私が掃除道具入れに閉じ込められていたことを知っても、担任はあまり驚いていないようでした。

そして平然と授業を始めようとしたので、「閉じ込めた人を注意してください」と、先生のいる教壇まで歩いていって言いました。

先生は内心「めんどくさいな」と思ったでしょうが、他の児童も見ているので無視もできず、「◯◯さんを掃除道具入れに閉じ込めた人は出てきなさい」と児童に向かって言いました。

そうすると、みんな口々に「◯◯君がやっていた」と言い出して、犯人はまたクラス全員から非難の視線を注がれることとなり、私に謝ってくれたのでした。

相手の想定を超えた反応をする

自分のいじめ体験は、たぶん人とは違うと思います。

私はあまりにも特殊な環境で育ったので変に肝っ玉がすわっている子供でしたし、学校の外で本当の暴力を間近に見ていたので、学校のいじめを見ても「バカな子供のすることだ」と、すごく幼稚に感じていました。

だから、もしも自分がされた時には「倍返しして面白がってやろう」という、ひねくれた考えがあったのです。

私がいじめをやめさせた方法は、普通の子供にはとてもできないことかも知れません。ですから、「こうやっていじめを回避しろ」と言っているわけでは無いのです。

ただ、自分には何も悪いことがないのに理不尽な攻撃を受けたなら、臆することなく堂々としていて欲しいと思っています。

いじめをする人は、いじめる相手が堂々と被害を訴えられないと思っているから一方的に攻撃してくるのだろうし、そういった意味では「相手を選んで攻撃している」場合もあると思います。

そういう時に何が効果的かというと、相手の想定できない行動をこちらがすることです。

私の場合は、まさか転校したての女の子が先生に意見ができるとは、誰も思っていなかった。

だからこそ、それをした時に相手はどう対応して良いか分からず、ただもじもじして恥をさらしてしまったのだと思います。

楽しかった学校生活に戻りたいけれど…

学校内でいじめを受けた時、いじめた側と対立することで教室にいずらくなるケースもあるかも知れません。

場合によっては、いじめられる前の楽しかった学校生活には戻れない可能性もあると思います。

それはきっとご本人にとってすごくつらいことだし、できることなら、いじめられる前の楽しい学校生活を取り戻したいと考えて、いじめの告発を躊躇するケースも実際にあるようです。

これまで普通に学校生活を送れていた子供が急にいじめの対象になってしまったら、なんとか穏便にいじめを回避して、また元の学校生活に戻してあげたいと考える親御さんも多いでしょう。

しかし、いじめはおさまったように見えてもまたぶり返したり、中途半端な対応で更にひどくなるケースも少なくないのです。

ですから、いじめられて心が追いつめられる状態まで進行してしまっている場合には、「楽しかったころに戻りたい」という希望は一旦忘れて、まずはその状態から逃げる、回避することを優先して欲しいです。

「いじめる権利」なんて誰も持っていない

いじめられて毎日がつらいと感じている人には、あなたは何も悪くないから堂々として、周囲の大人を良い意味で利用して欲しいと願っています。

大人に自分の心の中のことを説明するのは勇気が必要だし、受け入れてくれるかすごく不安だと思います。

でも、何もしないよりは伝えた方が良いし、その相手はできるだけ多い方が良い。

お父さんやお母さんも力になってくれるし、学校の教頭先生や校長先生にも自分の言葉で話ができたら、きっと明日からいじめがなくなると思います。

それでもうまくいかなかったら、教育委員会に連絡を入れて被害を訴えるのも良いでしょう。

周囲の大人に伝えてもいじめが無くならなかったり、学校の中で「つらい」「行きたくない」という気持ちが無くならないなら、もうその場所はご本人に取って「行く価値のない場所」ですから放棄してしまいましょう。

大人は子供を守る義務があります。

子供のいじめ問題は周囲の大人が解決するべき問題で、当事者の子供が背負う必要は全く無いのです。

いじめのことを大人に上手に伝えられるか不安だったら手紙でも良いです。

自分は間違っていないという信念を持って、少しだけ勇気を出して、「いじめ問題」を大人達にシェアしてみて欲しい。

そして大人達は、大切な子どもが勇気を出してSOSを発した時には、責任を持って全力で守ってあげてください。