心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

従業員の7割が知的障害者のチョーク工場に思うこと|発達障害者にも働くことの喜びを感じさせたい

虹色のチョーク

先日、「Mr.サンデー」で日本理化学工業という会社の特集を放送していました。

日本理化学工業はご存知の方も多いと思いますが、知的障害者を積極的に雇用していることで有名な会社です。

従業員のうち知的障害者の割合は70%ということで、健常者は半分以下にもかかわらず、業績が順調というのも素晴らしいことだと思います。

「Mr.サンデー」で放送されたチョーク工場内のお仕事の様子を見ていても、障害者目線でさまざまな配慮がされていて、社長さんもすごく優しい人柄でした。

働くことで得られる喜びを障害者にも

日本理化学工業で働いている知的障害者の方々の密着映像、その中では、みんな穏やかで楽しそうに働いていました。

でももちろん、日によって気持ちの浮き沈みも激しいでしょうし、テレビにはうつらないトラブルなどもあるのだと思います。

それでも、そのチョーク工場が魅力的なのは、知的障害者の方々が「やりがい」を感じて働いていることが伝わるからです。

日本理化学工業のホームページをのぞいてみると、会長さんのこんな言葉が紹介されています。

「導師は人間の究極の幸せは
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされること の4つと言われました。
働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。
私はその愛までも得られると思う。(会長 大山 泰弘)」

障がい者雇用の取り組みについて/日本理化学工業株式会社

「Mr.サンデー」の中でも、現在の社長さんがこの言葉を使いながら、障害者が仕事をすることの大切さを語っていました。

働くことによって、人に誉められ、人の役に立ち、人から必要とされる。そして、愛を得ることもできる。

これらは「人間の究極の幸せ」だから、人は働くことによって、本当の幸福感を得ることができるのです。

障害者を大切に保護してあげることも大切なのだけれど、働ける能力があるなら、できる仕事を与えてあげる方が本人の幸福度は間違いなく上がるでしょう。

今は健常者でも「働きたくない」「好きなことだけで生きていきたい」って言う人もチラホラいるのですが、私も理化学工業の会長さんのように「労働で得られる幸福感が人間にとっては究極だろう」と感じているので、「働きたくない」と言う若者を見ると少し残念な気持ちになります。

働くことが生きるチカラになる

私も長女の出産まではかなり身を粉にして働いて、すごく嫌な思いをしたこともありますし、苦労もいっぱいあったのですが、「転職したい」とは思っても「働きたくない」とは思わなかったんですよね。

それはなぜかといえば「お金が欲しかった」からで、お金が無いと自由を得られないと考えていたからです。

欲があるとお金が欲しくなって、そうなると働かざるを得ない。

欲は人間のモチベーションと繋がっているので、健常者であろうと障害者であろうと、働いて収入を得ることで欲望を満たし、それが幸福感につながって生きるチカラを蓄えられるのだと思います。

発達障害でも仕事はしてほしい

これまでにも書いていますが、長女には、どんなことでも良いから仕事を持って欲しいと思っています。

例えば福祉作業所だと月給が10万円以下だという話も聞くので、いただけるお給料で生きていけるかどうかは分かりません。もちろん親のサポートが必要になるでしょう。

でも、なんでもいいから仕事を持って、理化学工業の従業員の方々のように、「働くことで得られるやりがい」を感じて生きていって欲しいのです。

以前の記事↓↓で発達障害者の就労支援にふれましたが、最近は障害があっても働く意欲を示せば受け入れてくれる会社も増えています。

この先、発達障害者への理解は今よりもっと広まらざるを得ないと思うんですよね。

なぜかというと、働き手の中に占める発達障害者の割合が、今後確実に増えていくからです。

発達障害者を雇用するためには細かい配慮や支援が必要なのですが、これまで避けてきたそうした課題に企業側が向き合うことで、日本全体の幸福度は上がっていくんじゃないかなぁと思っています。