心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

発達障害者の仕事探しについて|充分な生活費を稼ぐことは可能か?

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発達障害の長女はもうすぐ中学2年生になります。

「学年」というのは4月1日に切り替わるそうなので、正確に言えば、もう2年生になりました。

早いですね、本当に。子どもの成長を振り返ると、まるで光の速さで進んでいるように感じます。

学年が上がっても、2歳児のように頼りない長女なのですが、いつまでも日向ぼっこの人生ではいられず、「就労」について真剣に考える時期に差し掛かっています。

発達障害者の就労支援は、ここ数年でかなり認知され手厚いサポートが受けられるようになってきました。

けれど、就労支援があったから発達障害者が働けるか、生活費を稼げるか、これはすごく難しい面があると思います。

環境が良いから働けるとは限らない

発達障害の中には知的障害のある人とない人がいます。

特別支援教育に詳しい先生に聞くと、知的障害がある方が、就労しやすいのだそうです。

というのは、これは個人差があると思いますが、知的障害があると他人からの評価、自分がどう見られているかなどを気にしない傾向があるため、環境さえ整っていれば、むしろ楽しく仕事に通うことも可能なのだそうです。

もちろん、健常者と同じだけの仕事ができるわけではないでしょうし、一般企業に就職するのは難しいにしても、たとえば福祉作業所のような所であれば、決められた時間を嫌がらずに過ごすことができるのです。

しかし、知的障害のない自閉症者、アスペルガー症候群の特性がある人だと、環境を気にすることと並行して、人との関わりでも躓きやすい。

新しい環境もつらいし、人と接するのもつらい。

ということから、たとえ仕事自体は嫌でなくても、その場所に行くことに拒否反応を示してしまうのです。

「職場に馴染めず働けない」ということがきっかけになって、ひきこもりになってしまう人も少なくありません。

福祉作業所のお給料は雀の涙

発達障害者にとって一番ハードルの低い職場とされているのが福祉作業所だと思いますが、そこで頑張って働けたとしても、お給料はびっくりするくらい少ないです。

1カ月きちんと通っても、1万円にもならない作業所がほとんど。

仕事内容は簡単な手芸や木工細工、園芸、パンやお菓子作りなどが多いです。

健常者のサポートを受けながらの「お家で行なうお手伝いの延長のような仕事」なので、普通にお給料をいただくというのは、なかなか無理なのだというのは分かります。

ただ、とはいえ、その金額で果たして生きていけるのか…

生きていけるわけありませんよね。

障害の程度が重ければ障害年金などで金銭的な支援を受けることもできますが、長女のように軽度の判定だと、それも難しいものです。

発達障害の人の中には二次障害で鬱病や統合失調症を発症して、それで「働けない」ということで障害年金を受給している人も少なくないのですが、それが本人にとって幸せなことなのか、分からないです。

できれば、やっぱり自力で生きていけるだけの生活費を稼げるのが一番良いに決まっていますが、長女を見ていても「発達障害者が社会に出て働くのはすごく大変だろうな」と強く感じます。

私もあまり人と接するのは得意ではありませんが、長女のように「発達障害があって人と関われない」というのとは次元が違うと思います。

いつもオドオドしてしまったり、言うべき言葉が出てこなかったり、目線をどこにやっていいか分からず始終うつむいていたり、何かしようとしたら失敗ばかり繰り返してしまったり。

発達障害の人がそんな自分にうんざりして、人と接するのがつらくなるというのは、本当にそうだろうなぁと思います。

発達障害者でもできる仕事は無いのだろうか?

NHKで発達障害者の就労の特集などを見ると、発達障害があっても得意なことを活かして立派に働いている人がよく登場するのですが、現実はそんなに甘くないと思います。

確かに発達障害者でも働ける職場が増えていることは事実ですが、事業所が受け入れてくれても、そこで働けるかどうかは本人にしか分かりませんからね。

今、発達障害の子どもは増えていると言われていますが、長女のようにコミュニケーションに困難があって働くことが大変な人が増えるとどうなるんだろう…という不安がありますね。