心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

行き場を無くした個人の受け皿がなければ無差別殺傷は繰り返される

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はてなの人気ブロガーHagexさんが福岡でのセミナー後に刺殺されてしまいました。

とても信じられません。

日々更新されるブログを楽しみにしていた読者として、同じはてなのブロガーとして、本当に悲しくて悔しいです。

なんだか、悪い夢を見ているような気がします。

「自分なりの正義」を表明することを恐れる人が増える中で、正直に、思ったことを分かりやすくストレートに伝えていたHagexさんは誠実だったと思います。

報道では、まるでHagexさんが加害者を煽ったり罵ったりして、こんな事件を引き起こしたように、誤った情報が流れていて、だけどそれが正しく訂正されることはなく、数多の話題に埋もれてしまうのが恐ろしくも感じます。

これは無差別テロ事件だと思う

この事件はHagexさんと加害者のネット上での怨恨が原因の殺人事件のようにされていますが、きちんと調べれば、そんな簡単な展開ではないことが分かります。

これは先日の新幹線殺傷事件と同じく、「自分の中の鬱憤をはらしたい」という動機がきっかけとなった無差別テロです。

今回はHagexさんがたまたま標的になっただけで、加害者にとっての条件が整えば、誰であっても背後から刃物を突き立てられる可能性があるのです。

これを機に、ネットを中心とした活動に区切りをつけようという人もいるようです。

また、顔出しを控えたり、セミナーなどの開催を慎重にするよう、あらためて考え直そうという動きもあります。

しかし、こちら側が警戒すればするほど、「無差別に誰かに危害を加えたい」と思っている人は増えていくかも知れません。

この人はやばそう、何か言動がおかしい、近寄らない方が良い、関わらない方が良い。

そうやって排除された人、行き場を無くした人が、自分の人生に錦を飾るために事件を起こすのです。

社会が見て見ぬ振りしてきた「痛いヤツ」「ヤバいヤツ」が、ネットの世界からよっこらしょと腰を上げ、罪のない人に刃を向けて襲いかかる。

この事実を、社会全体が受け入れなくてはいけない時がきているのかも知れません。

40代引きこもりの末路

犯人は福岡県在住の42歳無職の男です。

Hagexさん主催のセミナーの会場が福岡で、犯人にとっては、飛んで火に入る夏の虫だったのでしょうか。

40代で仕事もせず引きこもってネットばかりしていたら、心が歪んでしまうと思います。

もし自分がそうした生活を何年も続けなくてはいけなくなったとして、正気を保てるのか、自信がありません。

社会の中で居場所を無くし、ネット上に罵詈雑言を垂れ流すことで心のバランスをとっている。そういう人の末路がこれなのだと思います。

無差別の殺害事件にしても、家庭内の虐待にしても、加害者が無職の場合に悲惨な結果を招くことが多いです。

それなら、やはり、無職で引きこもっているような、行き場を無くした個人の受け皿が必要なのではないでしょうか。

自分の心の歪みに気付いた時に、気軽に相談に行ける場所があれば、「無差別に誰かを傷つけることで注目を集めたい」という誤った考えを持つ前に対処できるかも知れません。

ネット上に攻撃的な言葉を頻繁に書き込む人をピックアップして、医療的なケアが受けられるように行政がサポートしても良いかも知れません。

個人情報保護や表現の自由の壁があったとしても、何もせず放置する危険性を考えると、そうしたことを考える時期に入っているように思います。

いずれにしても、このままでは、いくら警戒を高めても状況は良くならないでしょう。

Hagexさんの死を無駄にしないためにも、同様の被害を出さないためにどうすれば良いのかを真剣に考える必要があります。