心のネジを巻く日記

発達障害児の子育てと日常を綴るブログです

発達障害の子供を手放したくなる気持ちと愛おしいという気持ち

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発達障害者は空気が読めない、傷付くことを平気で言ってしまう、反省しない、思い込みが激しい、失敗が多い、人に迷惑をかけても感謝を示せない、しばしば自虐的になる、物覚えが悪い、迷子になる、秋空のように感情がコロコロ変わってしまう、

などなど…

発達障害は、何かと厄介な存在であります。

本人に罪は無い。もちろん、親にも兄弟にも先生にも医者にも罪は無い。

けれど一緒にいると疲れるし悲しいし、時には「距離を置きたい」「手放したい」と、発達障害の子供に対して思ってしまうこともあるかも知れません。

私自身も何度も思いました。「この子を誰かに預けて、少し離れられたらどれだけラクだろう」と。

実際、夫の実家から、「私達が育てましょうか」と言われたことがあります。

「あなたが大変そうだから、◯◯ちゃんもきっとつらいだろうから、私達なら仕事も無いし、ゆっくり向き合ってあげられるから」と言われたのです。

それを聞いて涙が止まりませんでした。

電話だったから良かったけれど、向き合って話していたら泣きわめいて迷惑をかけてしまったかも知れない。

それくらい、追いつめられていました。

発達障害の子供と一緒に暮らしたくない

「大人になったら施設に入れようと思っている」

同じ広汎性発達障害の子供を持つママ友から告白されました。

「そうなんだ…」と私は言って、それ以上言葉はでてきませんでした。

それが5年くらい前で、まだその子は中学生だから親と一緒に暮らしているのですが、家の中では「バカ」とか「アホ」とか呼ばれていると、その家族と親しい人から聞きました。

聞いて胸が塞いだわけですが、でも、気持ちは分かるのです。

いつ何をするか分からない。どこかへ走っていったり、よじ登ったり、わめいたり、怒ったり。それくらいなら放っておけるけれど、異性への興味がもともと強い子で、性的欲求が高まると何をするか分からない。

どうにかしたい、家から出て行って欲しい、親であってもそう思ってしまうのは仕方ない面もあると思います。

もし、「それは違う」と感じる人がいるなら、それは当事者じゃないからですよ。

自分自身が老いていき、体力が無くなっていく中で、どうやってこの子に責任を持てば良いのか、食うに困らず守っていけば良いのか、これは本当に発達障害者の親にとってはすごく深刻なテーマだと思います。

家庭で暮らすことが幸せとは限らない

基本的に子供は生みの親に育てられるのが一番幸せだと思うけれど、その子が発達障害で、親から「アホバカ」と呼ばれている場合は、どうでしょうか。

私は親から離してあげる方が幸せではないかと思います。

人は心の余裕がなくなると信じられないくらい残酷になるので、そのまま放置していれば、いつかの事件の「親に監禁された障害児達」のようになってしまうのではないでしょうか。

ただ、受け入れ先がとても少なく、環境が整っていないことが大きな課題になりますが、もし可能であるから、いっそ離れて暮らしたほがお互いのためであるように感じるのです。

ですから、発達障害児のお父さんお母さんで、このままでは虐待してしまいそうだと感じている人や、すでに虐待してしまっている人は、子供のために、受け入れ先を探してみた方が良いかも知れません。

子供を親と離すのは可哀想…なのですが、小学校高学年くらいからは、親と離した方がラクになれる子供も実際にいますから。

私は子供の頃病気でずっと入院していたのですが、中学校の頃は入院生活の方が家にいるより楽しかった思い出があります。

食事はまずいし看護婦は意地悪だし、毎日のように病棟から死体が運び出されるしで、決して良い環境とは言えませんでしたが、親と離れることで自分自身を見つめ直したり、年齢の近い子供との親密な時間を過ごせたことは、今でも良かったと思っています。

発達障害の子供はとても可愛い

私はと言えば、我が子を手放すことはとても出来そうにありません。

問題行動が多かった時は少し離れたい…いなくなって欲しい…と思う日もありましたが、この子がいなくなって私の生きる意味はあるのか?と我が身に問いかければ、答えは決まっていて、子ども達が私の存在意義で全てだったのです。

なおかつ、発達障害の子供はとても可愛いのです。

まるで一生2歳児でいるかのように、常に奔放で無垢で無邪気で、いつでも私を笑顔にしてくれるのです。

だから私は彼女をいつもそばに置いておきたいし、何があっても離れたくないと思っています。